ボディーソープでいい?男性のデリケートゾーンの正しい洗い方とにおい・ムレ対策
頭皮やワキ、足の裏と同様に、においが気になりやすい部位と言われているのが、陰部周辺です。特に夏場は、においだけではなくムレやかゆみなどのトラブルを感じる人も少なくありません。しかし、気になるからといって体と同じボディソープで強く洗うと、乾燥や肌荒れにつながることがあり、かえってトラブルを招く可能性があります。
本記事ではボディソープと専用ソープの違い、男性のデリケートゾーンの正しい洗い方について解説します。
正しい知識をもとに、日々のケアからデリケートゾーンのトラブルの予防に役立てましょう。
福元メンズヘルスクリニック院長 福元和彦先生コメント
男性器の皮膚はまぶたと同じぐらい薄く、乾燥しやすいとてもデリケートな部位です。亀頭部や包皮、陰嚢を含めた陰部の肌が乾燥することはバリア機能の低下にも繋がります。
1. 約8割の男性が「デリケートゾーンの不快感」を経験!
20〜40代の男性400名を対象に実施した「デリケートゾーン事情に関する意識調査」によると、約8割の男性が「デリケートゾーンに何らかの不快感を覚えた経験がある」と回答しました。
特に多かった三大お悩みは「ムレ」「かゆみ」「ニオイ」です。
一方で、半数以上(50.25%)の男性が「誰にも相談したことがなく、調べたこともない」と回答。「恥ずかしい」「相談するほどではない」と放置されがちな部位だからこそ、正しいセルフケアの知識を身につけることが大切です。
▼調査結果について詳しくは下記をご覧ください 男性のデリケートゾーン事情に関する意識調査
2. 男性用デリケートゾーン用ソープの選び方と4つのポイント
2-1. 肌と同じ「弱酸性」であること
一般的なボディソープは、体全体の皮脂をしっかりと落とすために、弱アルカリ性とされているものが多いです。
しかし、デリケートゾーンの皮膚はまぶたと同じぐらい薄く、バリア機能が低い非常に繊細な部位です。
洗浄力の強いソープでデリケートゾーンを洗うことで、本来必要なバリア機能まで壊してしまい、乾燥によるかゆみや、それを補おうとする過剰な皮脂分泌(=ニオイの元)を招く悪循環に陥ることもあるため注意しましょう。
適度な洗浄力のものや、弱酸性タイプを使用することで、皮膚のバリア機能を守りながら清潔さを保ちましょう。
弱酸性なのかわからない場合や、乾燥しやすい肌質の方は下記の成分に注意が必要です。
洗浄力が強い洗浄成分の一例
- ラウレス硫酸Na
- ラウリル硫酸Na
※化粧品の全成分表示は、含有量の多い順に記載されています。
「水」の次にどのような洗浄成分があるかを確認すると判断しやすくなります。
2-2. におい・肌荒れを防ぐ「有効成分」が配合されていること
男性の下着内は、構造上どうしても熱がこもりやすく、湿度が常に高い状態です。
また男性のデリケートゾーンには、汗や皮脂といった「脂汚れ」だけではなく、精液や恥垢(スマグマ)などの「タンパク質汚れ」が混ざり合っているのが特徴です。
薄く繊細な皮膚を守りながら、汚れをスッキリと落とすには、「有効成分」が配合された医薬部外品(薬用)タイプなのかを確認しましょう。
デリケートゾーン用ソープに配合される有効成分の一例
-
イソプロピルメチルフェノール(殺菌成分)
ニオイの元となる原因菌を殺菌し、体臭・汗臭を防ぐ -
グリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症成分)
肌荒れを防ぐ抗炎症作用
▼臭いの原因について詳しくは下記をご覧ください 陰部(ペニス)が臭う
2-3. 摩擦を防ぐ「泡タイプ」を選ぶこと
デリケートゾーン用ソープは、大きく固形石鹸タイプ・リキッド(液体)タイプ、泡タイプに分かれます。皮膚が薄く繊細なデリケートゾーンは、たっぷりの泡で摩擦を防いで洗うことが重要です。ワンプッシュでふんわりした泡で出てくる「泡タイプ」を選ぶことで、肌への優しさとタイパ(時短)を両立できるのでおすすめです。
2-4. 無香料、または刺激を抑えた穏やかな香りを選ぶこと
合成香料は、粘膜に近いデリケートな皮膚にとってピリピリとした刺激の原因になりやすい成分です。トラブルを防ぐためには、肌への負担が少ない「無香料」や「パッチテスト済み」と記載された低刺激な製品を選びましょう。
3. 【ステップ解説】男性のデリケートゾーンの正しい洗い方
今日から実践できるデリケートゾーンの「正しい洗い方」を5ステップで解説します。
STEP 1:ぬるま湯で「予洗い」
いきなりソープをつけるのではなく、まずは38℃前後のぬるま湯で汚れを流します。
お湯が熱すぎると、肌を守る油分まで溶け出して乾燥の原因になります。「少しぬるいかな?」と感じる温度がベストです。これだけで汗や汚れの大部分を落とせます。
STEP 2:たっぷりの「泡」を準備する
専用ソープを手に取り、手のひらでこんもりとした泡を作ります(泡タイプならそのまま)。液体をそのまま肌につけるのは刺激が強すぎます。泡の粒子が汚れを吸着してくれるので、「手ではなく泡で洗う」という意識が大切です。
STEP 3:指の腹で「なでる」ように洗う
ゴシゴシこするのは厳禁です。以下の順番で、優しく洗っていきます。
- 竿(陰茎)と金玉(陰嚢):皮膚のシワを伸ばすようにして、泡をなじませます。
- 亀頭周り:包皮を優しく剥き、カリ首の部分に溜まった恥垢(スマグマ)を泡で浮かせるように洗います。
- 付け根・股の間:汗が溜まりやすい部分は、指の腹を滑らせるように。
- 肛門周り:最後に、後ろ側も優しく。
粘膜に近い部分は非常に傷つきやすいです。爪を立てず、マッサージするように洗いましょう。
STEP 4:すすぎ残しをゼロにする
ぬるま湯で丁寧に流します。シワの間や包皮の内側にソープが残ると、それが刺激となって肌荒れや不快感の原因になります。見えない部分こそ、念入りにシャワーを当ててください。
STEP 5:水分を「吸い取る」ように拭く
乾いたタオルをそっと押し当て、水分を吸わせるように拭き取ります。生乾きは雑菌が繁殖し、ニオイや痒みの元になります。しっかり乾燥させてから下着を履くのが鉄則です。
4. 男性デリケートゾーンケアのQ&A
アンダーヘアには排泄物や汗が絡まりやすく、ニオイの温床になります。しかし、髪の毛のように毛先を洗う必要はありません。泡を地肌に押し当てるようにして、毛の隙間に泡を届かせるイメージで。もし毛による蒸れやニオイがどうしても改善しない場合は、「VIO脱毛」や「トリミング(短くカット)」を検討するのは合理的な解決策です。
適切なケアを行っても強いニオイ、痛み、膿、イボや水疱などの異常が見られる場合は、自己判断せず、皮膚科や泌尿器科を受診してください。
5. TENGAから新登場!男性向けデリケートゾーン用ソープ「TENGA MEN’S WASH」
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